何か商品を買った時やサービスを受けている時、
「お金を払ったんだから、そっちがサービスするのは当たり前でしょ?」
「こっちがいちいち質問しなくても、プロなんだから悟ってよね!」
「そもそも、何を質問したらいいか分からないのよ。」と、思ってませんか?

残念!!違います。
それ、99%の稼げない人の思考です。
忘れてはいけません。
相手もしょせん、人間なんだということを。
いいサービスが受けられないのは、あなたにも半分、責任があります。
なぜなら、「こうして欲しい」というあなたの想いを、相手に100%伝え切れていないからです。
でも、ご安心下さい。
いい質問をすれば、最高のパフォーマンスを引き出すことができます!
高い質問力は、お店やサービスだけに関わらず、家族や職場の人間関係においても有効です。
もちろん、あなたがビジネスをしていく上でも、お客様の可能性を引き出すために、質問力は必須のスキルです。
相手のパフォーマンスを100%引き出す質問力の磨き方をご紹介します。
この記事で分かること相手の素質を引き出す、いい質問の仕方
いい質問をする前に3つの前提
「そんなのおかしい!お金を払うのは私なんだから、私の理想通りにしてほしい」と思われたあなた。確かに、それはそうですよね。
ですが、大前提として、相手も人間なんですよ。
違う人間同士だから、あなたの想いを伝えないと、分かってもらえないことが多いんです。
前提① あなたと相手は感じ方が違う
あなたと相手の思考回路や感じ方は、違います。
だから、あなたが何を求めてるのか?どうして欲しいのか?を、具体的に100%伝える必要があるんです。
相手がお店の人でも、プロの技術者でも、子どもでも大人でも当てはまります。
あなたが「カンペキ!」と思っていても、相手から見れば全然ダメだったり、あなたが「ステキ!」と思っても、相手からすれば「めっちゃ変」だったりするものなんです。
これが、大前提です。
この世にあなたと全く同じ考え方、感じ方、判断、行動をする人は、1人もいません。
前提② あなたの意図を100%伝える
ということは、相手にあなたの想いを細かく伝える必要があるということです。
単純に質問をするだけでなく、なぜこの質問をしているのか?という、意図も伝えるんです。
そうすることで、相手は1番良い解決法を考えてくれる可能性が高まりますよ。
前提③ 相手の時間を奪わない
相手もしょせん人間で、限られた1日24時間の中で生きているんです。
ダラダラとした質問は、相手をイラつかせるだけではなく、貴重な時間も奪ってしまいます。
成功者ほどお金より時間を大切にします。
お金は稼げば返ってきますが、返ってこない時間への意識の方が高いのです。
相手の時間を奪わない配慮をしていることが伝われば、逆にあなたも大切にされますよ。
以上3つをふまえ、いい質問法をご紹介します。
いい質問の仕方3つのポイント
では、相手をイラつかせることなく、喜ばれる質問法のポイントは3つ。
1.始めにザクっと質問内容を伝える
2.あなたの質問の意図を伝える
3.答えやすく配慮する
この3点です。
質問が下手な方は、この3点ができていません。
だから、返ってくる答えが薄っぺらいものだったり、意図と違う答えが返ってきたりするんです。
つまり、答えに満足できなかった原因は、あなたの質問の仕方にもあるんです。
始めにザクっと質問内容を伝える

第1声で簡潔に、質問内容をまとめて伝えてね!
よく、自分が質問するまでに至ったあらすじや、質問の意図から話し始める人がいます。
ですが、これは悪い質問の仕方です。
いい質問の仕方は、始めにザクっと何についての質問か?を伝えるのです。
例えば、次のように第1声で伝えて下さい。
「今月の〇〇の成果について、5点お尋ねします」
「〇〇登録方法とそのメリット、デメリットについて伺います」
「おすすめの動画編集ソフトについて、お教え下さい。」
このようにすることで、答える側もあなたの質問を聞きながら答える準備ができます。
「〇点とか、〇つ」という風に、数字を入れるのも効果的です。
抜け落ちなく、すべて答えてもらえる可能性が高まります。
逃げ腰マインドで聞くな!
「え~っと、こんなことをお聞きしてもいいのでしょうか?迷いながら書いています…うんじゃらかんじゃら…」
こういうのをゴチャゴチャ書くだけ、時間のムダです。
どうせ聞くんですよね?聞きたいんですよね?
じゃあ、自信をもって単刀直入に聞けばいいんじゃないですか?
聞く前にゴチャゴチャ言うのは、ヘンなことを聞いて怒られたくないなぁ…という逃げ腰のマインドが丸見えで、余計カッコ悪いです。
イメージは、記者会見のレポーター。
ズケズケ、ズバリ!と聞いて下さいね。
もし、聞いてはダメな質問の時は「それには答えられません」と、シンプルな答えが返ってくるはずです。
それに聞き方によっては、答える側もあなたの熱意に押されて、言うはずのなかった重要なことをポロっと答えてしまうという、棚ぼた効果もあるのです。
質問の意図を伝える
次に、なぜこのような質問をしたか?という、意図を伝えます。
それにより、どのような状況であなたが困っているか?あなたが何を解決したいのか?が伝わります。
その結果、答える側は、その状況にピッタリの答えを示してくれる可能性が高まるのです。
また、自分の考えを伝えた上で、回答者の答えを求めるようにすると、答える側は、あなたの理解度を把握することができます。
その結果、何を伝えて何を伝えなくていいか、1番分かりやすい答えを示してくれます。
相手も人間ですから、どのように答えればあなたによく伝わるか考えているのです。
コミュニケーション能力の高い人ほど、この傾向があります。
相手が答えやすいように、あなたも配慮をして下さい。
答えやすく配慮する
例えば、次のように具体的に質問すると答えやすいです。
「Aですか?Bですか?Bの場合は、その理由もお聞かせいただければ幸いです。」
「このサイトを見て、こんな風にやってみたのですが、もっと良い方法がありますか?他におすすめのサイトがあれば、URLをお教え頂けますか?」
「次はLINEで〇〇の募集をかけるのですが、その文をこちらに貼り付けますので、伝わりにくい言い回しや順番などをチェックして頂けますか?」
このように、具体的な質問だと、相手も具体的に答えやすいです。
それに、答えやすい質問は、回答者の時間を膨大に奪うことがないため喜ばれます。
WebサイトのURLを貼ろう
また、Webサイトについて質問する際には、そのURLを必ず貼っておいて下さい。
質問のたびに毎回URLを貼っておくと、過去レスを逆上らなくていいので便利です。
相手も時間を割いて、あなたに対応してくれているのだから、配慮をしましょう。
その配慮が相手に伝わるので、今度はあなたも大事にされます。
注意すべき質問のしかた
次に、場合によっては、あなたの思考力を奪う注意すべき質問の仕方をご紹介します。
まだ経験の浅い人がよくしてしまう質問でもあります。
なにを質問すればいいか分からないから聞かないよりはマシですが、なるべく早くレベルの高い質問ができるように、質問力を磨いて下さい。
丸投げ質問
次のような質問は、回答者の時間を奪い、答えるモチベーションを下げるので、絶対にやめましょう。
「次に何をしたらいいですか?」
「こんな問い合わせが来たんですが、何と返信したらいいですか?」
このような丸投げ質問をする人がいます。
まだ経験がなくて自分の中にアイデアがないから、このような質問をしてしまうんですね。
ですが、この質問をしている限り、あなたの質問力は磨かれません。
また、こういう丸投げ質問をされると、回答者はどこから説明しなければならないか困ってしまいます。
先に書いたGOOD質問例を参考にして、質問をしながら同時に質問力も磨いていきましょう。
やる前から正解を聞く質問
次のような質問も、そもそも答えがない場合があるので、注意しましょう。
「これで合ってますか?」
「私の場合、どちらの方法が合っていますか?」
状況によって正解は1つだけではないし、複数ある場合もあります。
また、人によって正しい方法や、合っている方法が異なる場合もあります。
つまり、やってみないと分からないこともあるのです。
やる前から正解を求めようとすると、答えのない答え探しをすることになるため、あなたは疲れてしまいます。
それよりも、まずは行動してみて、その結果から考察するようにしましょう。
二者択一の質問
「AかBのどちらですか?」という質問も、あなたの答えとその根拠を示した上で聞きましょう。
やる前や調べる前に、AとBどちら?と聞くのではなく、まず、あなたの見解を示した上で質問して下さい。
例えば、次のように具体的に質問しましょう。
「AかBのどちらが良いでしょうか?私はAだと考えます。その理由は、前回、Aでやったとき、〇〇だったからです。でも、もしBの方が良い場合は、その理由を聞かせて頂けますか?」
このように聞くと、相手にあなたの思考の過程が見えますし、ムダなく的確に答えられます。
また、あなたの思考力だけでなく、質問力も磨かれますよ。
自分でも調べてみることで、知識の下地ができます。
それが後々、あなたの理解を早めることにもなります。
質問の種類とレベル
では、具体的にどう質問すればいいのか分かるように、例を示します。
レベルの低い質問から高い質問に並べました。
- 丸投げ質問
- 正解を聞く質問
- 二者択一の質問
- 相手の意見を聞く
- 予測して質問する
下にいくほど、高度な質問法です。
1~4は上で述べたように、あなたの考えや調べたことをふまえた上で、質問するようにしましょう。
5の「予測して質問する」方法は、例えば次のように聞きます。
「先日、…とおっしゃったことは、〇〇についても当てはまりますか?」
「このページの…の部分を、〇〇のように改善すれば良いということですね?」
「…について自分でも調べてみたんですが、〇〇という意味でしょうか?」
このように、具体的に予測して質問をすると、相手は答えやすくなります。
その結果、相手から最高の答えを引き出すことができるのです。
質問力を鍛える3つのメリット
質問力を磨くと、相手のパフォーマンスを引き出す以外にも3つのメリットがあります。
疑問が解消される
疑問がたまると「モヤモヤ」します。
モヤモヤは、フラストレーションという一種のストレスです。
ストレスがたまり過ぎると、人間の心身にとってよくありません。
質問力を磨けば、疑問をいち早く解消できます!
心身に害をきたす前に、疑問を解消してポジティブな状態に戻しましょう。
問題が解決できる
人生を生きる上で、毎日が問題解決の連続です。
でも、人を頼らず自分で問題解決できれば、まさに無敵です!
解決してくれる人をわざわざ探さなくていいし、費用も発生しません。
どんなに困った時も、自分で人生を切り開いていくことができます。
目標が達成できる
その結果、「叶えたい未来」という人生の目標を達成することができます。
あなたが1度きりの人生で達成したいことは何ですか?
まずは、そこをハッキリさせることを始めて下さいね。
いい質問をするコツとは?
悪い質問2パターン
では、すればするほどあなたの印象が悪くなり、相手のモチベーションを下げることにもなる悪い質問パターンを2つご紹介します。
調べればわかることを質問してしまう
調べたら分かることを聞くほど、あなたは損をします。
なぜなら、尋ねた相手に「この人、ちゃんと調べてないな」と思われてしまうからです。
慣れないうちは多めに見てもらえますが、何度もこういう質問をしていると、あなたの評価が下がります。
ちゃんと調べれば分かることを質問するのは、リスクがあるのを覚えておきましょう。
何度も同じことを質問する
こちらもリスクのある質問の仕方です。
同じことを何度も質問するということは、次の思考がバレバレなのです。
・教えてもらって当たり前と思っている→傲慢
・人の時間を奪っても平気→謙虚さがない
・情報管理能力が低い→信頼できない・調べる努力をしていない→やる気がない
ビジネスをする上で、このような人だと思われると、デメリットしかないので気を付けましょう。
聞きたいことが いくつもある時の質問法
できれば1回の質問は、1つに絞るのが効果的です。
聞きたい話のテーマが、ぼやけるのを防ぐためです。
ですが、滅多に質問できる機会がない場合、いくつも聞きたいのが本音ですよね。
そこで、いくつも質問したい時のテクニックをご紹介します。
これをするだけで、相手から最高の回答が得られる可能性が高まります。
質問を箇条書きにする
いくつも質問した場合は、次のように箇条書きしてまとめましょう。
1————–
2————–
3————–
以上3点、ご回答よろしくお願いします。」
EBCの質問権を100%活かすには?
EBCに参加すると、どんなことでもお尋ねできる質問権が付いてきます。
質問フォームから、いくつでも質問できるようになっています。
この質問権を活かせる人は、成果を出すのも早いし、自分で伸びてゆけます。
ここまでご紹介した方法を参考にして、いい質問をして下さいね。
1番ダメなのは質問しないこと
1番ダメなのは、なんて質問したらいいか分からないから、質問をしないことです。
そこで、大事なことを伝えますね。
成功したければどんどん恥をかけ!
質問は、いわばコミュニケーションです。
成功する人は、普通の人よりたくさん行動し、失敗を重ねています。
失敗が多いから恥もいっぱいかきますが、その反面、経験値が高く人のことがよく分かるのです。
だから相手を思いやる気持ちに長け、コミュニケーションが上手なのです。
人の心理を知り尽くして、コミュニケーション能力の高い人の方が、ビジネスでも成功するのは当然だと思いませんか?
そのようなコミュニケーション能力が高い人になる一番の近道は、恥をかくことです。
どんどん質問して恥をかき、質問力を磨いて下さい。
どんなに質問力を磨いてもダメな例
どんなにいい質問をしても、ダメなパターンもあります。
相手の回答能力が低い
答え方、教え方の能力が低い人も確かにいますよね。
ですが、そういう人を選んでしまったのはあなたです。
自分でもう一度調べてみるか、別の人を当たってみましょう。
相手に答える意思がない
答える意思のない人が相手の場合は、あきらめましょう。
他に答えてくれそうな人を当たるのも手ですよ。
担当者が異なる質問をしてしまう
尋ねる相手を間違ってしまったという、原因があなたにもあります。
くれぐれも、相手だけのせいにしないように、心がけて下さいね。
そして、たとえ質問して恥をかいたり失敗したりしたとしても、決して質問すること自体を止めないで下さい。
数回の失敗であきらめる人ほど、成功はできません。
成功するまで何度も挑戦した人が、最終的に勝ち残るのです。
質問力を磨くのは、人生の質を上げるために必要不可欠です。
絶対にあきらめず、何度も挑戦して下さいね。
質問力を向上させるおすすめの本
「どんな風に質問すればいいのかな?」と悩む人は多く、参考になる書籍もたくさん出ています。
その中でもおすすめの本を2冊ご紹介します。
最高の結果を引き出す質問力
脳科学で有名な、茂木健一郎さんの本です。
人間の思考に精通した茂木さんならではの、いい質問のしかたがまとめてあります。
質問力: 話し上手はここがちがう
教育者として有名な、斉藤孝さんの本です。
人を育てるプロ、斉藤さんならではの質問のコツが分かります。
人を動かす質問力 角川one 谷原 誠
質問力を身につけることは人生で成功するために必要な力です。
質問と人間の本質を解き明かし、人を動かす質問力について書いてあります。
するどい「質問力」!図解問題を1秒で解決する 谷原 誠
成功する人は例外なく、いい質問ができます。
頭が切れる人がみんな使っている質問の法則について明かしています。
しつもん仕事術 マツダミヒロ
どんな問題でも解決できる、シンプルな質問法について学べる本です。
「言葉にできる」は武器になる。
トップコピーライターが伝授する、効果的な質問のしかたが学べます。
人生の悩みが消える自問力―「5つの質問」と「自問自答」ですべてが好転する
すべての問題が好転する、5つの質問を知りたくないですか?
新版 すべては「前向き質問」でうまくいく 質問思考の技術
自分にかける質問を変えることで、仕事も人間関係もうまくいく方法について学べます。
ピンチをチャンスに変える51の質問 (だいわ文庫)
数々のピンチをチャンスに変えてこられた、有名な本田健さんのご著書。必見です。
「できる人」の聞き方&質問テクニック—なぜか、「人に好かれる人」の技術と習慣
分かりやすい、箱田忠昭さんのご著書です。
あした死ぬかもよ? -人生最後の日に笑って死ねる27の質問
「明日死ぬとしたら、何をしますか?」まさに人生の核心にせまる27の質問で、あなたの生き方が変わること間違いないでしょう。
まとめ
いい質問をすれば、最高のパフォーマンスを引き出せます。
優れた質問をするのは、あなたのビジネスにおいても有効なテクニックです。
ぜひ活用して下さいね。
あなたのビジネスを、最短最速で軌道に乗せませんか?
🔻詳しくはこちら🔻
コメント